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仙台

堤人形
浮世絵から抜け出たような艶やかさ、上品な味、そして東北特有の憂愁さを秘めた美しさに魅力がある。
伏見人形と並んで有名な土人形「堤人形」。
西の伏見、東の堤と呼ばれ、肌色の生地に紅や黒で彩った色感にも格別の味がある。伏見の型をもととして生まれながら、京風のそれと違った郷土色を漂わせた仙台生まれの土人形である。数百種ある型はバラエティに富み、浮世絵、歌舞伎から取材したものが多く、特に女性の情緒的な姿態は他の追従をゆるさぬものがある。
元禄の頃(1688~1703)当時の藩主、伊達綱村公が江戸の陶工を招いて、杉山台に窯を築き、この地に祀られている玉手崎天神の神像を焼かせたのが始めと伝えられている。
藩主の庇護のもとに発達し、文政の頃(1818~1829)に最盛期を迎え、明治維新をはじめとしていくたびか廃絶の危機にさらされながら、伝統を守り今日に至っている。

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