雄勝の濡れ盃
2016年12月2日 発売
雄勝石とは、宮城県石巻市雄勝町で産出される黒色で光沢がある硬質粘板岩。粒子が均質で高い強度を持ち経年変化等への耐性が高いことで知られ、北上山系登米層の古生界上部ペルム系の地層に存在します。この雄勝石で作られた雄勝硯は、濡れた風合いの素晴らしさから、伊達政宗公に献上されなど、古来著名人に愛用されており、1985年には通商産業大臣(当時)より伝統的工芸品に指定されています。
雄勝の濡れ盃で使用される雄勝石は、雄勝町波板地区で採掘され、手作業はもとより機械加工すら難しい難削材です。しかし、この度最先端の超精密機械加工技術を駆使することで、極上の冷酒用酒器「雄勝の濡れ盃」が誕生いたしました。この盃は、2011年3月11日に発生した東日本大震災において、地震及び大津波により甚大な被害を被った雄勝町の復興支援を目的として、地域産学官連携により開発されたものです。
雄勝の濡れ盃には2種類あり、広い見込みの濡れた風情を眺めながらお酒を味わいたい方には「平盃」、手に包み込んで雄勝石の肌触りを感じながらお酒を愉しみたい方には「ぐい呑み」が好適です。また、素材は天然石ですので、加工面の表情はひとつひとつ異なります。酒で濡れた「雄勝の濡れ盃」。その素晴らしい“漆黒の風情"を、ぜひお楽しみください。
制 作 / キョーユー株式会社
販売 / 株式会社こけしのしまぬき
発案・開発指導 / 掘切川一男(東北大学大学院工学研究科 教授)
開発支援 / NPO法人 未来産業創造おおさき、大崎市、雄勝硯生産販売協同組合、美里町、宮城県
G7 JAPAN 2016 仙台財務大臣・中央銀行総裁会議(伊勢志摩サミット関係閣僚会合)レセプション出展品
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